旧吹田・片山地区
交通アクセス
阪急千里線吹田駅、JR吹田駅
昔から吹田の中心で、古くは京都・大阪・西国を結ぶ交通の要衝として栄えていました。亀岡街道と神崎川が交差する付近にあった「吹田の渡し」の周辺が、吹田発祥の地の一つといわれています。
旧街道沿いには神社・寺院、道標なども分布し、伝統的な祭りや地車も伝えられています。明治以降、東洋一といわれた吹田操車場やアサヒビール発祥と共に大きく発展しました。
旧西尾家住宅
(吹田文化創造交流館)浜屋敷
(吹田歴史文化まちづくりセンター)
高浜神社
カトリック吹田教会
アサヒビール吹田工場
片山商店街
旧吹田・片山地区を知る資料
- 『すいた歴史散歩 増補版』吹田郷土史研究会/著、大阪府文化財愛護推進委員吹田市協議会/著(吹田市教育委員会)2012年刊
原始・古代から現代までの歴史や文化財、それらに関する伝承などを主に収録。亀岡街道や吹田街道、旧吹田地域では発祥と発展、主な遺跡、吹田の渡し、泉殿宮の霊泉と神楽獅子など。片山地域では帝釈寺跡などが掲載されています。 - 『旧西尾家住宅 総合調査報告書』吹田市立博物館/編集(吹田市教育委員会)2009年刊
旧仙洞御料庄屋を務めた旧西尾家は、広大な敷地に歴史的な建物を有し、国の重要文化財に指定されています。その旧西尾家住宅の調査について、写真編、本文編、資料編、図版編と308ページに渡って報告されています。旧西尾家住宅は現在、吹田文化創造交流館として活用されています。 - 『ビールが村にやってきた!平成20年度(2008年度)秋季特別展』吹田市立博物館/編集(吹田市立博物館)2008年刊
水に恵まれた吹田ののどかな農村に建てられたビール工場。吹田が選ばれた背景など豊富な図版や写真とともに紹介されています。
旧吹田・片山地区が登場する本
- 『黄金を抱いて翔べ』高村薫/著(新潮社)1990年刊
大阪市の中之島周辺と吹田を舞台に、銀行から金塊を強奪する小説。登場人物の住居が片山町周辺や南千里で、再開発や建て替えで今とは様子が変わったところもありますが、JR吹田北口やアサヒビール工場、旭通り商店街、吹田カトリック教会など実在の地名や町の描写が多数出てきます。 - 『矢部家』矢部美幸/著(光文社)2012年刊
著者はお笑いコンビ、ナインティナインの矢部浩之の兄。弟のひろゆきや家族を通して自身の少年時代を描いた自伝的物語。結構な借金があり必死に生きていたにも関わらず、家の中にはいつも笑いがあった、という様子が数々のエピソードから伝わってきます。地元のイベントの吹田まつりに行った時の様子も描かれています。