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読書相談  〜調べ物手伝います〜

第73号 編集・発行:吹田市立山田図書館  2010年11月1日 

『図書館で本を借りる』−これは当たり前ですが、もう一つ当たり前のサービスなのに知られていないことに『読書相談』があります。
これは簡単に言うと、本に関する質問に答えたり、皆さんが本を使って調べ物をされる時にお手伝いをしたりすることです。実際にどんな相談があって、どうお答えしたかご紹介します。

<質問内容> 
「地塩」という本はないでしょうか。三浦綾子の小説かもしれません。本ではないかもしれません。

<回答要旨>
「地塩」というぴったりのタイトルの本が見つからず、「すぐに分かるのでなければもういいわ」
「三浦綾子の小説『塩狩峠』に出てくる言葉かもしれないので自分で読んでみるわ」とおっしゃり、帰られました。

その後、検索しなおすと、『地の塩 世の光 ―キリスト教社会倫理叙説』 ジョン・ストット著(すぐ書房 1986年)など似た感じのタイトルの本はあるのです。これらの本から、「地塩」とはキリスト教関連の言葉かも?と、あたりをつけて聖書を見てみました。

『聖書』(日本聖書協会 1990年 新p6)によれば、「地の塩 世の光」という文言が新約聖書マタイ伝5−13にありました。

「あなたがたは地の塩である。(中略)あなたがたは世の光である。(中略)あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。人々が、あなたがたの立派な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである。」とキリストが弟子たちに語った言葉です。

また、インターネットで「地塩」「三浦綾子」といったキーワードから調べてみると、「地の塩、世の光」と三浦綾子がよく色紙に書いていたそうです。
(http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/news2/miura/index.html心の散歩道(心のニュースセンター)新潟青陵大学教授 碓井真史氏のHPより。)

三浦綾子は自身が洗礼を受けており、聖書にも造詣が深く、キリスト教をモチーフにした作品を多く残しています。『新約聖書入門』三浦綾子著(光文社 1980年)のなかでも「地の塩」の言葉を紹介しています。

きっとこの「地の塩」のことだったのではないでしょうか。初めに「地塩」とお尋ねのとき、即答できず残念でした。

郷土資料コーナー◆

吹田市の図書館では、大阪府や吹田市に関する資料を集め、郷土資料コーナー
を作っています。今回は、最近受け入れした資料から3冊をご紹介します。

古代摂津国考 難波宮と吹田』(吹田市立博物館)
この図録は平成22年(2010)4月24日から6月6日までを会期とする吹田市施行70周年記念の春季特別展「古代摂津国考―難波宮と吹田―」の展示図録です。
吹田市垂水南遺跡・五反島遺跡、豊中市利倉西遺跡において韓式系土器や初期須恵器が豊富に出土しています。
これらの須恵器の写真と共に難波宮での木簡や土器等との関係が記されています。
この機会に吹田市の発展のひとつの契機となった古代摂津国の姿に思いを巡らせてみてはいかがでしょう。

次は、日々使っている吹田市の水道について
すいすいビジョン2020 〜吹田の水標〜』(吹田市水道部経営室)
市の水道は、昭和2年(1927年)に町営水道として産声を上げて以来八十余年、安心、安全な水道水を届けることに努めていますが、より効率的な事業運営の検討に加え、水需要の減少とそれに伴う水余りの状況や技術の進歩などに対応できるよう、今回、平成32年度(2020年度)までの11年間を計画期間とする吹田市水道ビジョンを策定しました。

暑かった夏から、散策に適した季節が巡ってきました。
すいたHoHoHo Vol.01創刊号(2010)』(吹田市産業にぎわい創造室)
「駅からのお散歩」の楽しさを各駅を順番にめぐって毎号お伝えする遊歩マガジンが、発行されました。
吹田の魅力をギュっとつめこんだ創刊号は市の中心、JR&阪急吹田駅の特集です。
その他にも、吹田市出身の漫才コンビ麒麟の田村裕さんのインタビューやウォーキングコースやグルメまで情報満載です。

吹田市の図書館では、大阪府や吹田市に関する資料を集め、郷土資料コーナーを作っています。市民の皆様が書かれた本も吹田市立図書館が保存していく貴重な資料です。ご出版の際にはご寄贈くださいますようお願いいたします。

●過去の読書相談

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