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2010年度

郷土ゆかりの有名人、奥が深〜い吹田の歴史、おすすめスポットなど吹田情報満載!

行政をもっと身近に

各図書館の郷土資料コーナーには、郷土人の著作や郷土ゆかりの資料の他に地方行政資料も多くそろえています。地方行政資料とは、地方自治体、その部局や外郭団体が刊行または作成した資料のことです。今回はその中から、図書館で収集しているものの一部をご紹介します。

○市政
 『すいた市政概要』(吹田市議会事務局)
 『吹田市議会会議録』(吹田市議会)
 『吹田市統計書』(吹田市政策推進部政策推進室)
 『吹田市事業別予算概要』(吹田市)
 『税務統計』(吹田市財務部税務室税制課)

○福祉・健康・医療
 『こども笑顔輝きプラン』(吹田市)
 『男女共同参画に関する市民意識調査報告書』(吹田市立男女共同参画センター)
 『ボランティアグループ・NPOガイドブック』(吹田市市民文化部市民協働推進室)
 『吹田市食育推進計画』(吹田市福祉保健部健康づくり推進室保険センター)
 『病院年報』(市立吹田市民病院)

○暮らし・環境・まちづくり
 『くらしの友 生活べんり帳』(吹田市広報課)
 『すいすいビジョン2020 吹田の水標,吹田市水道ビジョン』(吹田市水道部経営室)
 『すいたの環境 吹田市環境白書』(吹田市環境部地球環境室環境政策課)

○教育・スポーツ・生涯学習
 『吹田市学校教育の概況』(吹田市教育委員会)
 『吹田市の社会教育』(吹田市教育委員会)

○安心・安全
 『防災ハンドブック 保存版』(吹田市企画部安心安全室)
 『吹田市地域防災計画』(吹田市防災会議)
 『消防年報』(吹田市消防本部)

○吹田の歴史
 『吹田市史 第1巻〜第8巻』(吹田市役所)
 『わかりやすい吹田の歴史 本文編』(吹田市立博物館)
 『吹田の歴史年表 わかりやすい吹田の歴史別冊』(吹田市立博物館)

所蔵の状況は、図書館によって異なります。お調べになりたい資料があるかどうかの問い合わせは各図書館までお願いします。吹田市のホームページでも行政に関するさまざまな情報を提供しています。吹田市のことをもっと詳しく知りたいときは行政資料もぜひご活用ください。


地域の新聞あります

図書館では、日経や朝日などの全国新聞だけではなく、吹田や北摂地域で発行された新聞もお読みいただけます。

中央図書館では昔の地域新聞も製本して保存しています。1960年代、70年代に発行されたものもあり、当時の生活が垣間見えて、読み物としても楽しめます。

図書館関連では18年前、1993年6月15日の『すいたタイムス』に、「(7月)1日オープンさんくす図書館」の記事がありました。「1日開館をめざし大忙しの職員達」の写真もあります。
もっと昔、1970年3月13日の『千里タイムズ』には、「千里の地で 幕ひらく日本万国博」の記事が大きく載っています。ページをめくると「万国博見学は計画的に あなた好みの計画を」と、展示館敷地割当て図も掲載されていました。

●『すいたタイムス』1977年から所蔵。
●『千里タイムズ』1962年から所蔵。
○その他『リビング吹田箕面』(リビング北大阪から改題)などもあります。

いずれも館内閲覧の資料になります。所蔵館と保存期限は各図書館によって異なりますので、ご利用の図書館へお問い合わせください。


レンガのビール工場

1891(明治24)年、千里丘陵の南端に、アサヒビールの前身、大坂麦酒吹田村醸造所が竣工しました。田園に囲まれたのどかな場所にそびえ立つ、ドーム屋根付きの荘重なレンガ造の工場は、京都大阪間を走る鉄道から見える景色として話題にもなりました。

吹田の地が選ばれたのは、何と言っても水の良さ。「泉殿霊泉」や「佐井の清水」「垂水の滝」で知られる湧き水が、ビール作りに適していると評価されたのです。また、吹田停車場と神崎川、水陸の運輸の便の良さからも吹田の立地は絶好の場所でした。後に、東洋一とうたわれた吹田操車場も完成し、吹田は「ビールと鉄道の町」として発展していったのです。

創業当時のレンガ造工場の外壁の一部は、現在もモニュメントとして工場内に残されており、吹田の三名水「泉殿霊泉」(泉殿宮)「垂水の滝」(垂水神社)「佐井の清水」の跡石碑なども現存しています。北風が冷たい日には、図版や写真も多い資料で散策気分、暖かくなったら、工場見学と名水跡めぐりなどはいかがでしょうか。

参考文献
『ビールが村にやってきた!』吹田市立博物館/編集(吹田市立博物館)
『Asahi100』アサヒビール株式会社社史資料室/編集(アサヒビール)
『読む産業史すいた』吹田商工会議所創立五十周年記念誌編纂委員会/編集(吹田商工会議所)
『アサヒビールと近代建築』藤原学/著


郷土の本棚のかたすみに

レコード作成の背景にすばらしい物語があります。
レコードを聞く機会は、随分減っていますが、郷土の本棚には、収集・寄贈されたレコード盤がひっそりと収められています。紹介するレコードやカセットテープは、中央図書館に所蔵しています。

○レコード
●あゝ吉岡先生
室戸台風(昭和9年)は近畿各地に未曽有の被害をもたらした。この台風による小学校の大惨事として全国的に知られたのは、豊津小学校であった。倒壊した校舎の下敷きになりながら5人の児童をかばって生命をまもり殉職した吉岡先生の悲話が語られている。

●権六おどり
応仁の乱後 山田の円照寺のふしんをした宮大工の権六は、村娘お杉を好きになった。お杉は住職が好きだといううわさが村中にひろまったとたんに、権六は、ふしんをやめてしまった。困った檀家の善兵衛はお杉が住職にあてた恋文を権六にわたして喜ばせ円照寺を完成させたことに由来する。
CD版「権六おどり」は、各館で所蔵しています。

○その他のレコード
●生きる あきたかつひで 「生きる」制作実行委員会
●吹田音頭/千里音頭
●吹田小唄
●吹田市こども会の歌 吹田市 吹田市こども会育成協議会
●吹田市民の歌 吹田市
●大大阪祭/大阪音頭

○カセットテープ
●あすへの遺産 いずみの会
●淡雪の宿/モンローのように 水島早紀子/唄
●好いてSU・I・TA 水島早紀子/唄
●吹田音頭/すいた盆唄 市川音楽事務所/企画制作
●吹田マンボ/REALIZABLE DREAM 吹田まつり振興協議会/企画制作


この秋、吹田を散策してみませんか?

今回は、最近受け入れした資料からご紹介します。

暑かった夏から、散策に適した季節が巡ってきました。
『すいたHoHoHo Vol.01創刊号(2010)』(吹田市産業にぎわい創造室)
毎号各駅を順番にめぐって「駅からのお散歩」の楽しさをお伝えする遊歩マガジンが発行されました。吹田の魅力をギュっとつめこんだ創刊号は市の中心、JR&阪急吹田駅の特集です。その他にも、吹田市出身の漫才コンビ麒麟の田村裕さんのインタビューやウォーキングコースやグルメまで情報満載です。

次は、『古代摂津国考 難波宮と吹田』(吹田市立博物館)
この図録は平成22年(2010)4月24日から6月6日までを会期とする吹田市施行70周年記念の春季特別展「古代摂津国考―難波宮と吹田―」の展示図録です。
吹田市垂水南遺跡・五反島遺跡、豊中市利倉西遺跡において韓式系土器や初期須恵器が豊富に出土しています。これらの須恵器の写真と共に難波宮での木簡や土器等との関係が記されています。
この機会に吹田市の発展のひとつの契機となった古代摂津国の姿に思いを巡らせてみてはいかがでしょう。

最後に、日々使っている吹田市の水道について『すいすいビジョン2020 〜吹田の水標〜』(吹田市水道部経営室)
市の水道は、昭和2年(1927年)に町営水道として産声を上げて以来八十余年、安心、安全な水道水を届けることに努めていますが、より効率的な事業運営の検討に加え、水需要の減少とそれに伴う水余りの状況や技術の進歩などに対応できるよう、今回、平成32年度(2020年度)までの11年間を計画期間とする吹田市水道ビジョンを策定しました。


行事報告〜真夏の夜はおはなし三昧〜吹田・北摂の民話

今年は国民読書年。記念行事の一環として、去る8月6日、吹田・北摂の民話を語るおはなし会を開催しました。語り手は吹田おはなしの会の皆さん。大人向けのおはなし会は、図書館でも初めての試みでしたが、大人・こどもあわせて33名もの参加がありました。

吹田の民話の中でも全国的に有名な「長柄(ながら)の人柱」。雉が撃たれたとされる垂水町には、雉子畷(きじなわて)の碑が建立されています。「釈迦ヶ池の大蛇」というおはなしでは、吉志部(きしべ)神社の名前の由来が語られました。

そのほか「安威(あい)のとのさん」「天狗の花」「鬼の面」など、吹田おはなしの会の皆さんが繰り出すお話しの数々に、参加者の方も心から楽しんでいました。吹田・北摂の地にも、こんな豊かな昔ばなしの世界があったということにあらためて感じ入ったひとときでした。

○参考文献
『大阪の伝説』大阪府小学校国語科教育研究会「大阪の伝説」編集委員会/編(日本標準)
『大阪のむかし話』大阪府小学校国語科教育研究会「大阪のむかし話」編集委員会/編(日本標準)
『ききがき吹田の民話』吹田市市長公室広報課/編(吹田市市長公室広報課)


「吹田くわいの本」刊行

『吹田くわいの本 なにわの伝統野菜』2010年 吹田くわい保存会/編(創元社)が刊行されました。郷土・吹田を代表する伝統野菜「吹田くわい(慈姑)」の保存運動に長年携わってきた編者たちによる、集大成ともいえる1冊です。

江戸時代には、太田南畝(蜀山人)が大阪での思い出を歌った狂歌「思いでる 鱧の骨切りすり流し すいたくわいに天王寺蕪」でも紹介されるほど有名な名産物です。

また、植物学者・牧野富太郎博士が命名した学名には「吹田に産するもの」を意味する“Suitensis”という言葉が入っているほど、吹田を代表する植物です。

一時は、絶滅の危機に瀕したこともあり、それを保存できるまでにしてきた労力は、並大抵のものではなかったことは、本書を一読すれば想像に難くありません。

本書の巻末に、「吹田くわい検定」が載っています。本書を一読後に挑戦してみて下さい。(一)


命幸久吉石流垂水々乎結飲都の読みは?

今回は、最近受け入れした資料からご紹介します。

まずは最初の一冊。

『北大阪に眠る古代天皇と貴族たち 記紀万葉の歴史と文学』市瀬雅之/著(梅花学園生涯学習センター)

〜石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも〜とは、吹田市内の垂水神社を詠んだものとして有名な歌ですね。それ以外にも、万葉集には「垂水」を詠み込んだ歌が、他にも2首あるそうです。
その一つ。

命幸久吉石流垂水々乎結飲都

はい、万葉仮名で書かれています。どう読むのか?難訓歌として、テキストによって読み方が異なるようで、その読みの検証を、市瀬梅花女子大学教授(文学博士)が公開講座の中でお話し下さっています。さて、どのように訓読されているのやら。それは当書を手元にお取り寄せください。その他にも、継体天皇、藤原鎌足、石川年足のことなど、お話し下さっています。

次は、吹田市の温暖化効果ガスの削減目標について。どんな数字が出されているか、皆様ご存じですか?2020年度目標が1990年度比25%、2050年度目標は1990年度比75%とのこと。この実行企画策定に向けて、まずは各分野でのエネルギー消費のあり方を見直すために下記のビジョンが策定されました。

『吹田市地域新エネルギー・省エネルギービジョン』吹田市環境部地球環境室/編集(吹田市環境部地球環境室)

最後に。2009年にアメリカンフットボールの市民クラブチームとして再出発することになった「吹田マーヴィーズ」。チーム初のオフィシャルブックが発行されました。目指すは日本一!がんばれ吹田マーヴィーズ!

『吹田マーヴィーズオフィシャルイヤーブック SEASON09−10』(クラブマーヴィーズ)

(読書相談 第72号より転載)


吹田の地図

最近、吹田市の地図、特に古い地図や地形図をお探しの方が多数来館されます。今回は、図書館にある吹田市の地図の情報を簡単にまとめました。

・きちんと測量された一番古い地図は
『吹田市地形図1/20000』(国土地理院)明治18(1885)年です。
市全域を1枚に収めているので詳細ではありませんが、明治から平成まで所蔵しています。

・より詳細な地形図は、
『吹田市図1/3000』(国土地理院)昭和38(1963)年や
『地形図1/2500』(国土地理院)昭和47(1972)年以降があります。

・建物ひとつひとつの名称まで詳しく載っている
『住宅地図』は、昭和35(1960)年以降所蔵しています。

・地質図では
『土地条件図1/2500』(国土地理院)1983年や
『大阪層群』市原実/編著(創元社)、
『「アズキ」「ピンク」両火山灰層を見る』秋元宏/資料編集(吹田地学会事務局)があります。
活断層を調べるには
『都市圏活断層図1/25000』(日本地図センター)があります。

他にも、都市計画図や航空写真など様々な種類の地図を所蔵しています。お気軽に図書館までお問い合わせください。

*今回ご紹介した資料は、すべて中央図書館所蔵です。(一部をのぞき館内閲覧のみ)


『吹田市政70年史』の刊行

吹田市は、今年4月1日で市政施行70周年をむかえました。4月4日の記念式典を皮切りに、1年間にわたり市内各所で様々なイベントや事業が企画されています。(詳細は「市報すいた」4月15日号4〜5頁に掲載)その一環として、この度 市政のこれまでの取り組みをまとめた『吹田市政70年史』が発行されました。

「吹田(すいた)」の地名の由来は、奈良時代の「次田(すきた)堀川」の地名からきたともいわれていますが、これを機会に吹田の成り立ちや歴史を再発見してみませんか。

『吹田市政70年史』(2010年)
『わかりやすい吹田の歴史−本文編−』(2009年)
『吹田の歴史年表−わかりやすい吹田の歴史 別冊−』(2008年)
『郷土吹田の歴史』(1981年)
『吹田市史 第1巻〜第8巻』(1974〜1990年)


フレッシュな春にこんな資料はいかがでしょう

春に引っ越してこられた方にも、吹田在住ウン十年の方にも!ぐぐっと吹田通になれます。

『すいた歴史散歩』吹田郷土史研究会/著(吹田市教育委員会)
いつも通るあの道この道にも、こんな歴史があると分かると楽しさ倍増です。

『吹田時間 SUITIME 2010』すいた観光情報研究会/企画編集(吹田市産業労働にぎわい部)
吹田市出身のギタリスト押尾コータローのインタビューから、市内グルメ情報にイベント案内と目いっぱい。観光案内には、メジャーどころの万博公園から、50年後には文化遺産になってるかもしれない(!!)団地観光まで、普通のガイドブックにはのっていない、コアな情報満載です!

会社と自宅の往復だけじゃなく、吹田の地域で、輪を広げて何かやってみたい!という方に。

『市民活動を志すあなたに―始めたい、参加したい、活動を強化したい・・・みなさんのためのガイドブック』市民協働学習センター運営委員会/企画編集(吹田市市民文化部)
活動場所や活動資金確保のヒントはもちろん、相談窓口・参考資料など知りたいことはこれで万全です。


吹田をはしる阪急電鉄

阪急電鉄は今年、開業100周年を迎えたそうです。そこで、吹田と阪急電鉄の関わりを調べてみました。

・現阪急千里線は、もともと北大阪電気鉄道として1921年に開通。当初は十三〜豊津の間でしたが、徐々に千里山まで延長されます。
・その後、新京阪鉄道に買収され、合併・社名変更を重ね、1973年に現在の社名・阪急電鉄(株)となります。
・北千里駅まで延伸されたのは1967年のこと。日本初となる自動改集札機が導入され、大きな話題を呼びました。
・関大前駅は閉鎖や復活・統合を重ね、その度に何度も駅名が変わりました。(「大学前」「花壇前」「千里山遊園」「千里山厚生園」「女子学院前」などなど)

参考文献
『吹田に初めて走った電車』小島洋/編 秋元宏/編(模型と画像で歴史を語る研究会)
『阪急電車駅めぐり 京都線の巻』(阪急電鉄)
『鉄道沿線物語』吹田市立博物館/編集(吹田市立博物館)
『広報ポスターに見る阪急電車−あの日・あのころ・そして今』阪急電鉄/編(阪急電鉄株式会社総務部広報課)