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2011年度

郷土ゆかりの有名人、奥が深〜い吹田の歴史、おすすめスポットなど吹田情報満載!

世界が注目する吹田の人

昨年10月、大阪大学免疫学フロンティア研究センター拠点長の審良静男(あきら しずお)氏がガードナー国際賞を受賞しました。
医学・生命科学の分野で著名な発見や貢献を行った人に贈られる同賞の受賞者の中には、後にノーベル賞を受賞した人もいます。
井上市長は「市民に深い感銘と喜びを与えた」として、11月に吹田市長賞を贈りました。図書館にも著作をご寄贈頂きましたので、世紀の発見を読んでみませんか?

●『新しい自然免疫学』坂野上 淳/著 審良静男研究室/監修(技術評論社)
*全館所蔵

●『日経サイエンス2011年11月号』
*中央・千里山佐井寺・山田駅前図書館所蔵
審良氏のインタビューが掲載されています。


吹田市立博物館の特別展

吹田市立博物館では毎年さまざまな特別展が開催されています。その特別展の図録や写真など、博物館が解説つきで冊子にまとめたものを図書館では郷土資料として保存しています。吹田の歴史以外にも多岐にわたる分野での展示があり、カラー写真のページも多く、とても興味深いものばかりです。以下は一例です。他にもあります。一度手にとってみられてはいかがでしょう。

●『北摂の戦国時代』吹田市制施行70周年プレ事業 平成21年度(2009年度)秋季特別展(以下全て、吹田市立博物館)
●『ビールが村にやってきた!』平成20年度(2008年度)秋季特別展
●『ことのしらべ 琵琶法師から当道座へ』平成16年度(2004年度)特別展
●『鉄道沿線物語 鉄道の発達と吹田』平成8年度(1996年度)特別展
●『西村公朝 たどり来し道』平成20年度(2008年度)春季特別展
●『西村公朝 祈りの造形』平成17年度(2005年度)秋季特別展
・・・西村公朝氏は、仏像彫刻家で吹田市立博物館初代館長です。


吹田をおさんぽしましょ!

家の近くだけでなく、他の吹田のおさんぽ道を「知りたいなあ?行ってみたいなあ」と思ったときにおすすめの郷土資料をご紹介します。

「すいたHoHoHo」(吹田市産業にぎわい創造室)(2010年から季刊で刊行中・全8号刊行予定)では、毎号違う地域を徹底的に紹介しています。おさんぽのモデルコースはもちろん、その地域の歴史も写真入りで、とてもわかりやすく説明しています。各号、吹田ゆかりの有名人のインタビューも載っています。各号の地域はこちら、
Vol.01 JR&阪急「吹田駅」界隈
Vol.02 大阪モノレール「万博記念公園駅」「公園東口駅」界隈 テーマでお散歩「ミュージアムめぐり」
Vol.03 大阪市営地下鉄・北大阪急行「江坂駅」・阪急千里線「豊津駅」界隈 テーマでお散歩「図書館めぐり」
Vol.04 阪急千里線「北千里駅」・阪急千里線&大阪モノレール「山田駅」界隈 テーマでお散歩「体育館めぐり」
Vol.05 JR岸辺駅・千里丘界隈 テーマでお散歩「釣鐘めぐり」
Vol.06 北大阪急行電鉄「桃山台駅」・阪急千里線「南千里駅」界隈 テーマでお散歩「すいた歌碑・句碑めぐり」
次回Vol.07は、千里山駅・関大前駅周辺エリアを予定しているそうです。

その他におすすめの資料
『吹田時間 SUITIME 2010』すいた観光情報研究会/企画・編集(吹田市産業労働にぎわい部産業にぎわい創造室) カフェやパン屋、イタリアンに日本料理、ラーメン屋なども載っています!
『吹田観光マップ』(吹田市産業にぎわい創造室)2011
『ぶらっと吹田 花と緑、水めぐる遊歩道』(吹田市役所緑化公園室)2008 地図1枚
『あルック吹田 観光マップ 2010改訂版』すいた市民環境会議/企画・編集(吹田市産業にぎわい創造室)
『吹田八十八ケ所巡廻コース』〔吹田市〕〔2010〕 地図1枚
『郷土吹田史蹟めぐり』〔吹田市〕 2010
『すいた歴史散歩』(吹田市教育委員会)2001.3


円山町について

円山町住宅のある小高い山は、通称「丸山」と呼ばれ、千里山丘陵の一部で、最も南に突出した地点であり昔から眺望の素晴らしい場所として知られています。「丸山」と呼ばれた理由ですが『千里村誌』によると形が丸いことからこの名が起こったとありました。

また、この辺りは垂水の桃林と呼ばれる桃の名所でした。大正10年に北大阪電鉄(現、阪急電鉄)の十三〜千里山間が開通。線路をはさんで現在の関大一高や関大一中のあたりには千里山花壇というレジャー施設も開園すると桃の時期にはさらに大変なにぎわいとなったようです。しかし、昭和6、7年頃になると宅地造成が進み、桃の木も減ってしまいました。

昭和の初めの住宅造成工事の時には、多量の弥生式土器がみつかり、その後の発掘調査で垂水1丁目から円山町一帯の垂水遺跡は、弥生時代の後期に最も栄えたムラがあったことがわかっています。水田耕作が生活基盤である弥生時代は通常、平地に集落が営まれます。山の上の垂水遺跡は有事に備えた施設として営まれていたと考えられています。

円山町住宅は「花壇前住宅」として売り出された当初はあまり売れず、残った宅地は荒れ果てた状態となっていました。昭和13年千里山花壇が拡張され、千里山遊園となるのを機会に宅地を改修整備し、道路を舗装して街路樹も植え「千里山景勝邸宅地」として売り出したところまたたく間に売りつくされました。桜並木はその後、発足した町会の方たちが費用を出し合って植えたものです。

昭和41年の市の住居表示整備の時に、それまで通称だった「円山町」の名前は公称として用いられることとなりました。

参考文献
●『千里村誌』山内 平三郎/編著(吹田市立図書館 製作)
P.29   「丸山」
●『豊津村誌』山内 平三郎/著 (吹田市教育委員会 製作)
  P.53   「丸山の遠望」
  P.54〜55「垂水の桃林」
●『千里山 千里山会会誌 8号』(千里山会)
  P.92〜95「千里山開発物語 六」
●『千里山70年のあゆみ』千里山自治会広報部/編集(千里山自治会)
●『阪急電車駅めぐり 空から見た街と駅 京都線の巻』(阪急電鉄)
●『吹田まちめぐり』(吹田市立図書館 製作)
  「円山町」
●『わたしたちの町』(吹田市立図書館 製作)
  <10>大学前、花壇、円山町
●『垂水遺跡』(吹田市教育委員会)
●『わかりやすい吹田の歴史 本文編』吹田市立博物館/編集(吹田市立博物館)
●『吹田いま・むかし』(吹田市立博物館)
●『住居表示整備事業の概要』(吹田市市民課住居表示係)


北摂の昔話・民謡の本

最近受け入れした本からご紹介します。

●『高槻物語―高槻地域と周辺の口承文芸(昔ばなし・童べ唄・民謡)集大成―』上巻・下巻 宇津木 秀甫/編・著(「高槻物語」発行会)

高槻はもちろん近隣の島本・茨木・吹田をはじめ大阪府下の昔ばなし・民謡・わらベ唄を調査して幅広く集めた本です。昔ばなしのなかには、近代の昔ばなしとして戦争の体験も一部収録されています。また、「昔ばなし」の語りや読み聞かせ、朗読のテキストとしても利用できる本です。
吹田のものでは、吹田市山田村に伝わる「水換え唄(水車踏み唄)」「盆踊唄(権六唄)」や「岸部の土饅頭」「千里山」「銀の鹿」など数多くの昔ばなしが収録されています。

吹田の図書館では、吹田の昔ばなし・歴史・民謡の本を所蔵しています。

≪吹田の歴史≫
●『千里の歴史と伝統』20話〔正〕 北田 順三/編集
●『千里の歴史と伝統』続 北田 順三/文と写真
●『千里の歴史と伝統』近郊編続3 北田 順三/文と写真
●『郷土吹田の歴史』 吹田市総務部市史編さん室/編集

≪吹田の昔ばなし≫
●『ききがき吹田の民話』 吹田市市長公室広報課/編
●『吉志部の昔ばなし』 「吉志部のむかし話」合同編集委員会/編集
●『垂水の滝』 吹田民話  花邑 てん/作

≪吹田の民謡≫
●『権六おどり』 吹田 吹田市立図書館(製作)


環境について考える

今年は電力不足の問題で職場やご家庭で節電に取り組まれた方も多かったかと思います。図書館でも空調の設定温度などご協力を頂きながら、取り組んでいます。今回は吹田市の取り組みなど環境について考える資料をご紹介します。

●『すいたの環境 平成22年版』吹田市環境部地球環境室環境政策課/編集(吹田市環境部地球環境室環境政策課)
*全館所蔵

●『すいたんのCO2(こつこつ)大作戦』吹田市環境部地球環境室/編集(吹田市環境部地球環境室)
*中央・千里・江坂・さんくす・ちさと(千里山・佐井寺)・山田駅前図書館所蔵
吹田市の状況や取り組みが分かりやすくまとめられています。

●『みどりのカーテンづくり』(大阪府地球温暖化防止活動推進センター)
*中央図書館所蔵
大阪府内の緑のカーテン普及活動報告、と書くと難しくと思われるかもしれませんが、栽培法や、ゴーヤのレシピなども掲載され、楽しく読める1冊です。来年に向けて、予習してみませんか?


加賀眞砂子文庫のご紹介

南高浜町の浜屋敷(吹田歴史文化まちづくりセンター)内にある「加賀眞砂子文庫」。郷土史研究家の加賀眞砂子氏の蔵書約1万点を納め、平成21年秋に開設されました。現在、資料整理や目録作成を継続中との事です。

吹田の主な街道にある道標の拓本、明治生まれの古老から聞き取りした話のカセットテープ、近畿の街道を中心とした古地図など、吹田で郷土史研究を長年続けてこられ、実際に足を運ぶ中で蓄積された、貴重な資料が閲覧できます。

文庫の所蔵資料を少しご紹介します。(文庫内での閲覧に限ります、図書館への取り寄せはしておりませんのでご了承下さい。)

『吹田近郊社会科資料』由良稠/編(吹田市学校教育研究会社会科部会)
『長野町会のあゆみ 結成35周年記念誌』記念誌編集委員会/編(長野町会)
『大阪近傍図 明治20年』陸地測量部/作(古地図史料出版)

開室日時は、第2・第4土曜日の13時半〜16時半。
加賀眞砂子氏(吹田郷土史研究会顧問・大阪府文化財愛護推進委員)から直接話を伺えるかもしれません。郷土史に興味のない方も、ぜひ一度、足をお運び下さい。


岡本太郎生誕100年

1970年に吹田市の千里丘陵で開催された日本万国博覧会。そのシンボルといえば、岡本太郎が制作した「太陽の塔」です。今年は、その岡本太郎生誕100年にあたる年で、全国で様々なイベントが行われています。
残念ながらもう展示は終了してしまいましたが、吹田市のEXPO’70パビリオンでは、3月5日から5月10日まで「太陽の塔 黄金の顔展」が開催されました。平成4年(1992年)の改修の際に取り外された、博覧会当時のままの黄金の顔部分や目玉の電球、建設当時の図面などが展示されました。
昨年3月には万博開催40周年を記念して太陽の塔の目玉部分の点灯が開始され、LEDライトが日没から11時まであやしく光っています。
EXPO’70パビリオンでは、8月下旬に「岡本太郎生誕100年記念事業特別展」(日本万国博覧会記念機構ホームページより)が開催予定となっているそうです。

参考文献
『太陽の塔からのメッセージ 岡本太郎EXPO’70』川崎市岡本太郎美術館/編集
(川崎市岡本太郎美術館)
『謎解き太陽の塔』石井匠/著(幻冬舎)
『博覧会の風景 EXPO’70から25年』吹田市立博物館/編集(吹田市立博物館)


吹田市立図書館開館40周年

吹田市立中央図書館は今年で開館40周年を迎えます。
現在の中央図書館は吹田市制30周年記念事業の一環として、1971年11月に開館しました。それまでは片山公園にありました、旧市民会館内の図書館と自動車文庫が市内62か所を巡回し、市民サービスにあたっていました。
大阪万博で沸きに沸いた吹田のまちに、市民の期待を集めて開館した図書館は、鉄筋コンクリート4階建て、図書収納力14万冊という規模を誇る、市内ではじめて独立した建物として開館しました。
以来、吹田の活況とともに歩んできた図書館も今年で40年。春には山田駅前図書館がオープンし、現在は市内に6つの図書館と2つの分室、自動車文庫を持ち、当時2万3000冊ほどだった蔵書数も74万冊(2010年3月末)を超える規模になりました。
これからも地域に親しまれ、成長し続ける吹田市立図書館でありたいと思います。

○当時の吹田市立図書館を知る
●『吹田市立図書館要覧 1972』(吹田市立図書館)
●『図書館整備の視点』(吹田市立図書館)
●『図書館利用に関する調査報告 1』(大阪大学人間科学部)
●『もうよんだかな?’75〜’90』吹田市立図書館/編集(吹田市立図書館) 

○当時の吹田を知る
●『変わる町』(吹田市立図書館)
●『吹田市政70年史』吹田市政策企画部政策企画室/編(吹田市政策企画部政策企画室)
●『わたしたちの町』(吹田市立図書館)


千里ニュータウン関連資料

千里ニュータウンは日本で最初に開発されたニュータウンです。場所は千里丘陵の吹田市と豊中市にわたる1160haの地域で、当時人口15万人の大規模な都市開発を計画的に実現したこと、結果として万国博覧会開催と機を一にすることになり、地域の高度な交通整備が実現されたことで評価されます。
それでは、3月に千里図書館で展示し、好評いただいたニュータウン関連資料を何点かご案内いたします。

●『実験都市 千里ニュータウンはいかに造られたか』片寄俊秀/著(社会思想社)1981
●『日本のニュータウン開発』住田昌二/編著(都市文化社)1984
●『千里の歴史と伝統 3』北田順三/文と写真(大阪府千里センター)1992
●『IT化とニュータウンの再生』(大妻女子大学)2002
●『Garden−city千里ニュータウン』北田順三/写真と文(大阪府千里センター)2002
●『新しき故郷 千里ニュータウンの40年』山地英雄/著(NGS)2002
●『千里ニュータウン再生ビジョン』(吹田市)2003
●『千里山 1964〜70産木民彦写真集』産木民彦/著(椎埼義孝)2005
●『千里ニュータウン展 平成18年春季特別展』(吹田市立博物館)2006
●『千里の道 財団法人大阪府千里センター43年のあゆみ』(大阪府千里センター)2006
●『ニュータウン人縁卓会議』(第2回ニュータウン人縁卓会議実行委員会)2008


追悼・梅棹忠夫(うめさおただお)氏

文化人類学の開拓者、そして「知の巨人」と称された梅棹忠夫氏。現在、国立民族学博物館・吹田市立博物館両館において特別展が開催されています。
梅棹氏は国立民族学博物館の誘致・設立に尽くされ、開館後は初代館長を務められました。吹田市立博物館においても館長を務められ、吹田市と非常に関わりの深い方です。吹田市に関係する著作を紹介します。

●『民博誕生』(中央公論社)
雑誌「月刊みんぱく」に連載された対談集。岡本太郎氏や司馬遼太郎氏をゲストにむかえ、「博物館とは」「市民とのつながり方」等、様々な話題について語りつくします。

●『千里ぐらし』(講談社)
千里に移り住んでからの暮らしを、滋味あふれる文章で綴ったエッセイ集です。

●『千里眼 1号〜』(千里文化財団)1983年〜中央所蔵/製本分は館内閲覧のみ
梅棹氏のこえかけで、千里地域在住の知識人の交流をはかるために創設された雑誌。失明にいたった経緯「夜はまだあけぬか」(15号)や音楽の世界にチャレンジした「音楽にいどむ」(25号)などの小品が収録されています。


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