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2010年度

郷土ゆかりの有名人、奥が深〜い吹田の歴史、おすすめスポットなど吹田情報満載!

「吹田くわいの本」刊行

『吹田くわいの本 なにわの伝統野菜』2010年 吹田くわい保存会/編(創元社)が刊行されました。郷土・吹田を代表する伝統野菜「吹田くわい(慈姑)」の保存運動に長年携わってきた編者たちによる、集大成ともいえる1冊です。

江戸時代には、太田南畝(蜀山人)が大阪での思い出を歌った狂歌「思いでる 鱧の骨切りすり流し すいたくわいに天王寺蕪」でも紹介されるほど有名な名産物です。

また、植物学者・牧野富太郎博士が命名した学名には「吹田に産するもの」を意味する“Suitensis”という言葉が入っているほど、吹田を代表する植物です。

一時は、絶滅の危機に瀕したこともあり、それを保存できるまでにしてきた労力は、並大抵のものではなかったことは、本書を一読すれば想像に難くありません。

本書の巻末に、「吹田くわい検定」が載っています。本書を一読後に挑戦してみて下さい。(一)


命幸久吉石流垂水々乎結飲都の読みは?

今回は、最近受け入れした資料からご紹介します。

まずは最初の一冊。

『北大阪に眠る古代天皇と貴族たち 記紀万葉の歴史と文学』市瀬雅之/著(梅花学園生涯学習センター)

〜石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも〜とは、吹田市内の垂水神社を詠んだものとして有名な歌ですね。それ以外にも、万葉集には「垂水」を詠み込んだ歌が、他にも2首あるそうです。
その一つ。

命幸久吉石流垂水々乎結飲都

はい、万葉仮名で書かれています。どう読むのか?難訓歌として、テキストによって読み方が異なるようで、その読みの検証を、市瀬梅花女子大学教授(文学博士)が公開講座の中でお話し下さっています。さて、どのように訓読されているのやら。それは当書を手元にお取り寄せください。その他にも、継体天皇、藤原鎌足、石川年足のことなど、お話し下さっています。

次は、吹田市の温暖化効果ガスの削減目標について。どんな数字が出されているか、皆様ご存じですか?2020年度目標が1990年度比25%、2050年度目標は1990年度比75%とのこと。この実行企画策定に向けて、まずは各分野でのエネルギー消費のあり方を見直すために下記のビジョンが策定されました。

『吹田市地域新エネルギー・省エネルギービジョン』吹田市環境部地球環境室/編集(吹田市環境部地球環境室)

最後に。2009年にアメリカンフットボールの市民クラブチームとして再出発することになった「吹田マーヴィーズ」。チーム初のオフィシャルブックが発行されました。目指すは日本一!がんばれ吹田マーヴィーズ!

『吹田マーヴィーズオフィシャルイヤーブック SEASON09−10』(クラブマーヴィーズ)

(読書相談 第72号より転載)


吹田の地図

最近、吹田市の地図、特に古い地図や地形図をお探しの方が多数来館されます。今回は、図書館にある吹田市の地図の情報を簡単にまとめました。

・きちんと測量された一番古い地図は
『吹田市地形図1/20000』(国土地理院)明治18(1885)年です。
市全域を1枚に収めているので詳細ではありませんが、明治から平成まで所蔵しています。

・より詳細な地形図は、
『吹田市図1/3000』(国土地理院)昭和38(1963)年や
『地形図1/2500』(国土地理院)昭和47(1972)年以降があります。

・建物ひとつひとつの名称まで詳しく載っている
『住宅地図』は、昭和35(1960)年以降所蔵しています。

・地質図では
『土地条件図1/2500』(国土地理院)1983年や
『大阪層群』市原実/編著(創元社)、
『「アズキ」「ピンク」両火山灰層を見る』秋元宏/資料編集(吹田地学会事務局)があります。
活断層を調べるには
『都市圏活断層図1/25000』(日本地図センター)があります。

他にも、都市計画図や航空写真など様々な種類の地図を所蔵しています。お気軽に図書館までお問い合わせください。

*今回ご紹介した資料は、すべて中央図書館所蔵です。(一部をのぞき館内閲覧のみ)


『吹田市政70年史』の刊行

吹田市は、今年4月1日で市政施行70周年をむかえました。4月4日の記念式典を皮切りに、1年間にわたり市内各所で様々なイベントや事業が企画されています。(詳細は「市報すいた」4月15日号4〜5頁に掲載)その一環として、この度 市政のこれまでの取り組みをまとめた『吹田市政70年史』が発行されました。

「吹田(すいた)」の地名の由来は、奈良時代の「次田(すきた)堀川」の地名からきたともいわれていますが、これを機会に吹田の成り立ちや歴史を再発見してみませんか。

『吹田市政70年史』(2010年)
『わかりやすい吹田の歴史−本文編−』(2009年)
『吹田の歴史年表−わかりやすい吹田の歴史 別冊−』(2008年)
『郷土吹田の歴史』(1981年)
『吹田市史 第1巻〜第8巻』(1974〜1990年)


フレッシュな春にこんな資料はいかがでしょう

春に引っ越してこられた方にも、吹田在住ウン十年の方にも!ぐぐっと吹田通になれます。

『すいた歴史散歩』吹田郷土史研究会/著(吹田市教育委員会)
いつも通るあの道この道にも、こんな歴史があると分かると楽しさ倍増です。

『吹田時間 SUITIME 2010』すいた観光情報研究会/企画編集(吹田市産業労働にぎわい部)
吹田市出身のギタリスト押尾コータローのインタビューから、市内グルメ情報にイベント案内と目いっぱい。観光案内には、メジャーどころの万博公園から、50年後には文化遺産になってるかもしれない(!!)団地観光まで、普通のガイドブックにはのっていない、コアな情報満載です!

会社と自宅の往復だけじゃなく、吹田の地域で、輪を広げて何かやってみたい!という方に。

『市民活動を志すあなたに―始めたい、参加したい、活動を強化したい・・・みなさんのためのガイドブック』市民協働学習センター運営委員会/企画編集(吹田市市民文化部)
活動場所や活動資金確保のヒントはもちろん、相談窓口・参考資料など知りたいことはこれで万全です。


吹田をはしる阪急電鉄

阪急電鉄は今年、開業100周年を迎えたそうです。そこで、吹田と阪急電鉄の関わりを調べてみました。

・現阪急千里線は、もともと北大阪電気鉄道として1921年に開通。当初は十三〜豊津の間でしたが、徐々に千里山まで延長されます。
・その後、新京阪鉄道に買収され、合併・社名変更を重ね、1973年に現在の社名・阪急電鉄(株)となります。
・北千里駅まで延伸されたのは1967年のこと。日本初となる自動改集札機が導入され、大きな話題を呼びました。
・関大前駅は閉鎖や復活・統合を重ね、その度に何度も駅名が変わりました。(「大学前」「花壇前」「千里山遊園」「千里山厚生園」「女子学院前」などなど)

参考文献
『吹田に初めて走った電車』小島洋/編 秋元宏/編(模型と画像で歴史を語る研究会)
『阪急電車駅めぐり 京都線の巻』(阪急電鉄)
『鉄道沿線物語』吹田市立博物館/編集(吹田市立博物館)
『広報ポスターに見る阪急電車−あの日・あのころ・そして今』阪急電鉄/編(阪急電鉄株式会社総務部広報課)


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