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古代ギリシア美術からルノワールまで、歴史上の名だたる名画美術品を西洋美術史の視点から紹介・解説した本で、通読すると西洋の歴史を俯瞰しているような不思議な気持ちになります。キューピッドと天使は全く別ですよ、フランス人の前で古い絵の多いルーブルはつまらない、印象派絵画の多いオルセー美術館の方が好きと言うのは、自分は無教養であると言っているようなものだからお止めなさい。そんなトリビアな話題を交えながら、西洋美術は決して感性で見るものではなく、その時代時代の歴史・政治・宗教観・思想・社会背景などの膨大な量の知識をもって読み解くものであり、それを可能にする努力こそが教養なのだと教えてくれる書物です。読後、自分の浅学・無教養に気づいた私は、少しでも教養を深めたいと奥付に紹介されている徳島県鳴門市の「大塚国際美術館」に早速足を運びました。うーん、すごかった。(た)
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